知の快楽 哲学の森に遊ぶ
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スピノザ:西洋哲学史


スピノザ Baruch de Spinoza (1632-1677) は、主著「エチカ」で展開した方法とともに、その思想も余りにもユニークだったので、哲学史の上では孤立した思想家と見られがちだった。しかし難解なヴェールをはいでその思想を丹念に追っていくと、そこには尽きせぬ和泉が脈打っていることが分かる。

スピノザの思想はなるほど、西洋哲学の王道には位置しないかもしれないが、西洋哲学が抱えていたさまざまな問題をあぶり出し、それらについて改めて考察することを迫る。哲学史の流れに即していえば、スピノザはデカルトの問題意識を受け継いで、それを極端な形に推し進めたという位置づけを与えられる。つまりデカルトの実体概念を洗練しなおして、世界を唯一の実体としての神の偶有性として解釈しなおしたのだ。

今日の世界観からすれば、これはナンセンスのようにも映る。しかし、世界を単純な原理にもとづいて統一的に説明しようとする姿勢は、いつの時代にあっても、人類を突き動かしてきた知的な傾向であるといえる。スピノザの思想には、アナクロニックなものとして捨て切れない部分が多く含まれている。



スピノザ:哲学史上の位置づけ
スピノザの形而上学:論理的一元論
スピノザ「エチカ」の方法論:演繹的説明原理
スピノザの神
スピノザの人間観
スピノザの永遠
スピノザの政治思想



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