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ベンヤミン(Walter Benjamin):西洋哲学史 |
ヴァルター・ベンヤミン(Walter Benjamin (1892.7.15 - 1940.9.26)は、第一次世界大戦後のドイツを活動の中心にして、独自の思想を展開した。彼自身は、自分の思想を史的唯物論だと自己規定しているが、必ずしも史的唯物論と言う規定性で片付けられないものを持っている。史的唯物論は、基本的には未来を切り開くというスタンスに立っているのに、ベンヤミンがこだわったのは過去だからだ。彼は、徹底的に過去に拘り、歴史の中に埋もれてしまった過去の栄光の残差を、現在に浮かびあがらせようとした。その点で、マルクス主義の主流とはちょっと外れるところがあったし、また、当時流行していた哲学思想の主流とも異なるところがあった。つまり、思想の歴史上、極めてユニークな存在なのだ。どこがどうユニークなのか、このサイトでは、その辺を中心に論じていきたい。 |
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