知の快楽 哲学の森に遊ぶ
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和辻哲郎を読む


和辻哲郎は、今でも若い読者を多く引きつけている。哲学者としてはめずらしいし、また日本の哲学者としては余計にめずらしい。日本の哲学者としては、西田幾多郎がまず挙げられるが、西田の文章はむつかしすぎて、なかなか近づきがたい。そこへゆくと和辻は、やさしい文章で、事柄をやさしく説明してくれるので、高校程度の学力があれば十分に読みこなせる。

しかも、和辻哲郎の取り上げているテーマが、日本人にとって身近な事象であることも、その人気の秘密と言える。無論和辻は哲学者を標榜するものとして、哲学的なこむつかしい議論もしているが、そうした議論を別にして、彼が日本文化について論じているところは、我々現代の日本人にも非常に身近なものだし、またそれを語る和辻の文章も非常にわかりやすくて、しかも魅力的だ。

ここではそんな和辻哲郎の、西洋流哲学者としての側面と、日本文化紹介者としての側面を、バランスよく目配りしながら、取り上げてみたいと思う。


人間の学としての倫理学:和辻哲郎の人間論

和辻哲郎の存在論


和辻哲郎の風土論

和辻哲郎の日本礼賛

和辻哲郎「日本精神史研究」

和辻哲郎の平安文学論

沙門道元:和辻哲郎の鎌倉仏教論

道得と葛藤:和辻哲郎の道元論


戸坂潤の和辻哲郎批判

熊野純彦「和辻哲郎」



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