知の快楽 | 哲学の森に遊ぶ | |
HOME|ブログ本館|東京を描く|英文学|ブレイク詩集|仏文学|万葉集|プロフィール|掲示板 |
和辻哲郎を読む |
和辻哲郎は、今でも若い読者を多く引きつけている。哲学者としてはめずらしいし、また日本の哲学者としては余計にめずらしい。日本の哲学者としては、西田幾多郎がまず挙げられるが、西田の文章はむつかしすぎて、なかなか近づきがたい。そこへゆくと和辻は、やさしい文章で、事柄をやさしく説明してくれるので、高校程度の学力があれば十分に読みこなせる。 しかも、和辻哲郎の取り上げているテーマが、日本人にとって身近な事象であることも、その人気の秘密と言える。無論和辻は哲学者を標榜するものとして、哲学的なこむつかしい議論もしているが、そうした議論を別にして、彼が日本文化について論じているところは、我々現代の日本人にも非常に身近なものだし、またそれを語る和辻の文章も非常にわかりやすくて、しかも魅力的だ。 ここではそんな和辻哲郎の、西洋流哲学者としての側面と、日本文化紹介者としての側面を、バランスよく目配りしながら、取り上げてみたいと思う。 人間の学としての倫理学:和辻哲郎の人間論 和辻哲郎の存在論 和辻哲郎の風土論 和辻哲郎の日本礼賛 和辻哲郎「日本精神史研究」 和辻哲郎の平安文学論 沙門道元:和辻哲郎の鎌倉仏教論 道得と葛藤:和辻哲郎の道元論 戸坂潤の和辻哲郎批判 熊野純彦「和辻哲郎」 |
HOME|日本の思想|内容へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2015-2017 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |