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丸山真男を読む


丸山真男は戦後日本の思想界をリードした一人だ。「超国家主義の論理と心理」で日本ファシズムを分析して以来、日本の思想の特殊性とその政治とのダイナミックなかかわりについて、常に問題意識を持って発言した。その問題意識は、日本の現状への鋭い批判と、その現状をもたらした歴史的背景への徹底した考察という形であらわれた。

丸山真男のそもそもの本業は日本政治思想史である。とりわけ徳川時代の政治思想に強い関心を抱いた。かれの若いころの力作「日本政治思想史研究」は、その最初の果実である。そこで養った批判意識が、日本の現状分析とその歴史的背景への展望へとつながったのだと思う。

丸山真男は、学者としてアカデミックな研究に満足するのではなく、思想が現実世界との間で持つ緊張関係について、常に実践的な関心を抱き続けた。そこからかれを戦う思想家と見る見方も現れた。ここではそんな丸山真男の言表を読み解いていきたい。


忠誠と反逆:丸山真男の抵抗論

幕末における視座の変革:丸山真男の佐久間象山論

丸山真男の開国論

華夷思想と国家理性:丸山真男「近代日本思想史における国家理性の問題」

日本思想史における問答体の系譜:丸山真男の「三酔人経綸問答」論

つぎつぎとなりゆくいきほひ:丸山真男「歴史意識の古層」

丸山真男の日本ファシズム論

後衛の位置から:丸山真男の同時代批判

サイデンステッカーの丸山真男批判

丸山真男「日本の思想」を読む

国学的思考と実感信仰:丸山真男「日本の思想」

タコツボ社会としての日本:丸山真男「日本の思想」

丸山真男の日本ナショナリズム論

丸山真男「日本政治思想史研究」

丸山真男の国学論

丸山真男の幕末政治思想論


古在由重と丸山真男の対話

荻生徂徠と福沢諭吉:丸山真男と加藤周一の対話



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